農業についての取り組み
平成17年に、6反(60アール)の田んぼで酒造好適米「夢山水」を栽培することから
私たちの農業への取り組みは始まりました。
その後は高齢化や後継者不足などさまざまな事情で離農する地元の農家の方から
田んぼや遊休農地を預かりながら耕作地を増やしています。
平成19年からは、種籾からの育苗と収穫後の籾の乾燥も自社で行えるように設備を充実し、
令和元年には27ヘクタールの面積を耕作するに至りました。
私たちは豊かな自然に恵まれた地で酒造りをしていますが、
社員の大半が米作りについての経験はほとんどありません。
社員が力を合わせて原料米から育てるという経験や、そこで得た知識は酒造りに生きてくるでしょうし、
地域の人から栽培技術を学ぶことなど、得ることはたくさんあると考えています。
私たちの取り組みはささやかなものですが、地域の農業を守り、地域の特色を生かした食の豊かさを追い求めていきたいと思います。