清酒製造は微生物達の犠牲の上に成り立っており、清酒製造を生業としている私は敬意を表してコップ1杯彼らの魂がどれほど溶けているのか考察してみた。独断と偏見ですので悪しからず。
まず麹菌から散布する胞子の直径が5μmでミリ換算すると0.005mm
体積換算すると4/3×3.14×(0.0025)^3=0.000000065417立法ミリメートルは0.000000000065417ml
蒸米1粒に推定2000の胞子(協会紙参照)が付くと仮定して白米1粒3ミリグラムで主力製品の麹量が400㎏として
2000×(400/(3/1000/1000))=26666666666666666個
胞子1粒の体積が0.0000000000654mlなので掛けると17.44ml
もろみ1グラム(もろみも1gと同等と仮定して)に酵母菌が2億個(協会紙参照)いると仮定して一仕込み4600ℓのもろみがあるので
一仕込み中酵母数は
200000000×(4600×1000)=920000000000000個の酵母がいる
920000000000000個の酵母がいて酵母も5μmぐらいなので本当は楕円形だが球体と仮定して体積は60168ml
麹菌とたして60185ml
1仕込みで3600ℓのお酒ができる、原酒でコップ1杯180mlとし
60185×(180/(3600×1000)=3mlの微生物量
ここで日本古来から伝わる伝承で「一寸の虫にも五分の魂」と言われるので3mlの5分は1.5ml
結果 コップ一杯の酒の中に1.5mlの微生物の魂が溶けている事になります。大事に飲みましょう!! 荒川
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