丹田・・へその下3寸位の場所にあり、気を溜め練る場所のこと。
前日に仕込み終えたもろみは麹から溶け出した酵素を水分と一緒に吸い込んで膨れ上がる。しかし吸い切れなかった酵素溶液は下にたまりタンク下部と上部での蒸し米の溶けのばらつきがでる。
そこで仕込んだ次の日にバンバンに締まったもろみを櫂で突き転地返しを行うのだがこれが硬い。2tの仕込みで根を上げちゃいけないが体重を乗せなければ櫂は中に入っていかない。体重を乗せる時にへそ下3寸の丹田に櫂の柄の部分を当て溜めて練った気を流し込みながら突き通していく。
昨日今日のもろみに押し負けるはずはない。私の内臓脂肪で固まった腹は昨日今日で仕込まれたものではないのである。
荒川
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