この剣の様な道具を「ぶんじ」といいます。
麹は約50時間(2日)かけて造られます。
一日目は麹室に引き込んだ蒸し米に麹菌を撒き、乾燥しないように翌朝まで布団で包まれます。この台を「床(とこ)」といいます。
二日目は麹菌の過度の増殖を防ぐ為の乾燥と、麹菌の増殖熱による急激な温度上昇を防ぐ為の手入れを適宜行います。
麹造りは目標とする酒質に合わせ麹菌の種類を変え、乾燥具合と品温経過の調整で造り分けをしていきます。そこで、この床では細かな品温管理・水分管理が出来ないため二日目の朝、通気性の良い箱に小分けに盛られます。
布団に包まれ大きなかたまりになった蒸し米を一粒一粒細かくしてくのが「盛り」の作業で、このかたまりを崩していくのがなかなかの重労働なのです。そこでこの盛り作業の時に活躍するのが「ぶんじ」です!!
まず大まかにかたまりをサクサク切り分ける事によって労力軽減になるわけですね!!
この「ぶんじ」は長年、造り手の思いや汗が染み込み、蔵人と共に麹と歴史を刻んできたとても大切な道具の一つです。
しかし食品を扱う以上異物混入の可能性があるものは、徐々に変えられていきます。当然木もその対象に。
時代の流れですね。
このように昔から使われてきた温もりのある道具が無くなっていくのは寂しいですが、安心・安全な商品をお届けする為に日々改善をしていきます!!
長い間お疲れ様でした!!!
宮瀬
<オーダーメイド近況報告>
仕込み 116号
明日の上槽です!!
見学お待ちしております。
仕込み 117号
中盤からゆっくり経過です!!
香りやわらかく良いです!!
仕込み 125・126号
順調に辛口になっています!!
やや早い経過なので、ガンガン冷やしていきます!!
仕込み 127号
こちらも酵母が元気でキレキレです!!
淡麗辛口に仕上がりますよ!!
仕込み 137号
仕込み体験お疲れ様でした!!
仕込み 138号
仕込み体験お疲れ様でした!!
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