酒造りに使う酵母の一部は協会から買う事になるが、その中には泡あり酵母と泡なし酵母に大きく分けられる。
呼んで字のごとく泡が上がるか、あんまり上がらないかの違いである。もともと酵母は泡が上がる発酵をするがその中にはあまり泡を出さない物が居て、それらを分離した物が泡なし酵母である。
昔はみんな泡有り酵母しか無くベテランの杜氏さんたちは、もろみ変化が少ない泡なし酵母を使うと不安になる人も居るみたいで今でも泡有りを使う。
発酵の進み方も若干違う。
私はと言うともっぱら泡なし酵母を使う。泡なし酵母といっても写真のように泡が出る。
私が泡なし酵母が好きな理由としては、泡が落ちた後のタンクの縁の掃除が楽だからと言う事と、私自身あんまり表情豊かで無い事が共感を持てる。
先日の体験の人たちにも、不機嫌かとずっと勘違いをされてしまった。本人は精一杯ニコニコでタンクから泡が溢れるくらいにしていたつもりですけど・・。荒川
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