(思い出の続き)
慰安旅行も終わり、出稼ぎの人たちが帰る日が来る。
仕事も火入れまで終わり残すは片付け物が少しあるくらいであるが、それは残った従業員でやる事になる。
杜氏さんたちは土産に持って帰る用の出来の良い別に取って置いたお酒を瓶詰めして新潟に送るのだが、その量が半端じゃない。
1パレット持っていく人もいる。
後、酒粕も山のように持っていく。
帰郷の日はみんな慰安旅行に着て行った一張羅である。
みんなと会えるのはまた秋になる。
杜氏さんだけは特別に年間雇用なので月一回やってくる。
社長を始め皆さんに挨拶を済ませた蔵人たちを多治見駅まで送るのが私の仕事。
春の日差しを浴びて仕事をやり終えた男たちの帰還である。荒川
続く・・・
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