2008年2月アーカイブ
みんなが若いのが好きとは限らない。
最近、私は少々年を食ったほうが好みである。
いやいや酒の話です。
巷に溢れる普通のお酒ももちろん好きですが最近古酒と呼ばれる物が結構お気に入りで、3年くらい寝かせた物がいい。
吟醸工房にも七を始めいろいろ3年選手から販売していますが、他社の物も実に良い物がある。
この業界に入った頃は古酒は苦手だった。あの老ねた香りが苦手で華やかな吟醸香にめろめろだったが、最近古酒の熟香の奥ゆかしさ、味の丸み、古酒独特の味に当たった。
この業界にいると結構古酒の熟香は欠点として取られる。老香(ヒネカ)と呼ばれ品評会などでこれがあるとまずだめである。
もちろん品評会のお酒もすばらしく参戦する価値もあるが、私は今は古酒を少し温めにして生臭系の肴でちびりたい。荒川
(思い出の続き)
慰安旅行も終わり、出稼ぎの人たちが帰る日が来る。
仕事も火入れまで終わり残すは片付け物が少しあるくらいであるが、それは残った従業員でやる事になる。
杜氏さんたちは土産に持って帰る用の出来の良い別に取って置いたお酒を瓶詰めして新潟に送るのだが、その量が半端じゃない。
1パレット持っていく人もいる。
後、酒粕も山のように持っていく。
帰郷の日はみんな慰安旅行に着て行った一張羅である。
みんなと会えるのはまた秋になる。
杜氏さんだけは特別に年間雇用なので月一回やってくる。
社長を始め皆さんに挨拶を済ませた蔵人たちを多治見駅まで送るのが私の仕事。
春の日差しを浴びて仕事をやり終えた男たちの帰還である。荒川
続く・・・
あ・あ・あ・あ
溢れる・・・・・。荒川