(思い出の続き)
今年はねずみ年である。
ねずみと言えば酒屋の天敵です。ねずみは精米所の米を狙って蔵の中に入ってきます。
ここの蔵は、新しく外部と遮断されているのでねずみは見たことがありませんが、前の蔵は沢山いました。
洗米と言って米をポンプで水ごと送って米を洗うのであるが米が1500キロ流れるまで寒さをこらえてじっと立って待ってるのである。
その時である。
足もとをチョロチョロと二匹のねずみが出てきて、私の足の付近で落ちた米をついばみ始めした。
私もいつ人間がいるとばれるのかと息を殺してみていました。
しばらく見ていると二匹の内の一匹と目が合い、動きが止まる・・そしてもう一匹に耳打ちをしたんです。本当です。
もう一匹も私と目が合い硬直状態が続きました。
そこでいきなり大きな声で「わ!」っいって驚かせました。
すると二匹が揃って50センチくらい飛び上がって部屋の隅に駆け出し、一度ぶつかりながら逃げて行きました。
まるで漫画のようだったな。荒川
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