2008年1月アーカイブ

僕は、こんな所に落ちてしまった。

もう少しで手が掛かるところだったのに。

もう戻れない。私の人生がここで終わってしまった。

甑の壁がもう少し低かったなら、その壁を越えて蒸されるはずだったのに。

美味しいお酒になるはずだったのに。

だが、もう僕は、お酒にはしてもらえない・・・・。

何のために三日三晩も削られたのか。

荒川さんが美味しく私をお酒にしてくれる事だけを夢見て、冷たい水にも耐えてきたのに。

誰も僕の事を気にもとめていない・・・・。

このまま黙って土に帰るのか・・・・。荒川

タク「こんな仕事は楽勝、楽勝！ふふふーん。

パラパラパラ

おっと！いけねえ、こぼしてしっまったぜ。

でも少しだから関係ねいぜ！

俺の晩酌分にもならねえぜ！！。」荒川

仕込45号

1/15日仕込45号・・現在最高温度を経過中。ムシロを巻いて寒波に備えています。

1/25日仕込47号・・先日はお疲れ様でした。このもろみとも長い付き合いになりそうです。荒川

私もいくならM字っぽくいきたい。荒川

寒い・・・

洗った布から落ちる雫でさえも凍結してしまう。

私の鼻水も凍結してしまう。

室に入って溶かそうぞ。荒川

寒い・・・・

布を洗って干すと瞬時に凍結して、板の様に固まる。

私の体も寒さで固まる。

室に入って溶かそうぞ。荒川

彼は人生を暗中模索中です。荒川

あーでもない。こーでもない。
こうしようか。ああしようか。

それが楽しみでもある。荒川

みんな！！
増殖する前に早く食べるんだ！

昔は、納豆同様にみかんも酒製造中には食べてはいけなかったらしい。
たぶん果物には野生酵母がくっついているから昔の蔵人の言い伝えで、みかんを食べると酒が悪くなると言われたんだろう。
協会酵母なんてなかったし、家付き酵母に頼っていたんだから野生酵母に負けてしまう可能性が高かったんだろう。

以前いた蔵では蔵人が正月家に帰るとみかんを山ほど持って来て、休憩中に食べていたから大丈夫と言う事でみかんは許可しました。

もちろん食べ終わったら手を消毒してもらいますが。

でも納豆だけは、仕込中は禁止です。荒川

私はあんまり酒癖がいいほうではないと思う。

沢山飲みすぎると、どうも人の挑発に乗ってしまうようだ。

だからあんまり挑発しないで下さい。

楽しいお酒が大好きです。荒川

（思い出の続き）

今年はねずみ年である。
ねずみと言えば酒屋の天敵です。ねずみは精米所の米を狙って蔵の中に入ってきます。
ここの蔵は、新しく外部と遮断されているのでねずみは見たことがありませんが、前の蔵は沢山いました。

洗米と言って米をポンプで水ごと送って米を洗うのであるが米が1500キロ流れるまで寒さをこらえてじっと立って待ってるのである。

その時である。
足もとをチョロチョロと二匹のねずみが出てきて、私の足の付近で落ちた米をついばみ始めした。
私もいつ人間がいるとばれるのかと息を殺してみていました。
しばらく見ていると二匹の内の一匹と目が合い、動きが止まる・・そしてもう一匹に耳打ちをしたんです。本当です。

もう一匹も私と目が合い硬直状態が続きました。
そこでいきなり大きな声で「わ！」っいって驚かせました。
すると二匹が揃って50センチくらい飛び上がって部屋の隅に駆け出し、一度ぶつかりながら逃げて行きました。
まるで漫画のようだったな。荒川

吟醸工房のホワイトボードには休みたい時に赤字で名前の頭文字を付ける。

年末の忙しい時に「イ」君は休みたいそうです。
私は、独身者のクリスマスイブの重要性について少しは理解があるので快く休ませて上げました。

きっと「イ」君は、あんな事や、こんな事をしたのでしょう。

来年も休んでいいからね。荒川

今朝、吐血したと思ったら昨日飲みすぎたワインだった。
げろっても安心な日本酒が一番！！荒川

新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

吟醸工房では正月に一旦仕込みを止めまして、一年の反省をゆっくりするために休日体制にして、交代で休みました。

仕込を止めたと言っても毎年の事ながらもろみ、モトなどの管理、一応の大掃除などが有りバタバタと過ぎましたが良い正月を過ごせました。

しっかり鋭気を養ったので、たぶん後半戦もがんばれると思います。たぶん・・・。
負けるな荒川！！荒川