帰還

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(思い出の続き)

事務所のオネーさんに高蔵寺駅まで送ってもらうことになった。
何か話をしたと思うが、思い出せない・・
事務所のオネーさんの細い足首に、アンクレットがキラキラとしていた。

何とか就職できそうだな、求人票には研究開発及び分析業務と書いてあったのでそんな重労働はないだろう。
今思えば進路指導の先生が、私が、しょうがないからとりあえず酒造りに行くと言った時、ニヤリとした意味が解る。
だがその時は、ちゃんとした普通のサラリーマンになれて安心していた。
給料は確かに少ないが、毎月決まったお金がもらえる喜び、一日3食食べれる幸せ。

もうすぐ高蔵寺に着く、そこから乗り換え。
車のガラスに映る自分を見る。
リクルートスーツの着心地が悪いし似合わない。
だが、ヘヤースタイルは決まっている。
もうすぐ冬が来る。
早く帰ってバイトに行こう。
明眸のオネーさんたちは良い。
アンクレットキラキラ。
次回に続く。荒川

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このページは、ginjohkoubouが2007年7月30日 09:21に書いたブログ記事です。

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