大吟醸の仕込が始まった。品評会用の酒である。
品評会と言うと賛否両論あるが私は大好きである。
全国の杜氏、職人チームが会社の大きさ、こね、売り上げなど関係なく
学歴、経験、年齢関係なく、針穴に糸を通すがごとく審査員の評価が良いように酒を造る。
いつもは、蔵の個性を出して造っている杜氏さんたちも品評会では出してはいけない。
これが難しい。酒を理解出来ていれば個性を殺すことが出来る。反対に個性を殺せればいつでも個性を好きなだけ出すことが出来る。これが出来ればかなりの腕の持ち主である。
品評会はレースである。私たちは、プロであるから出るからには勝たなければいけない。
出ることに意味があるのは学生だけである。レースで培った物は絶対に通常商品にフィールドバックできる。私の今までの経験からでもそういえる。
出品酒製造はチームを団結させるのにも役に立つ。
杜氏さんは勝ちたいから他の職人にかなり無理をさせてしまう。
職人のみんなも勝ちたければがんばってくれる。チームワークが試される。
私も全身全霊で望む!
全国の杜氏さん職人の皆さん Good luck!!荒川
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