先日の業界紙にも昨年度(2008/04~09/03)の
日本酒の出荷量が4.7%減という記事が載っていましたが、
日本酒が一人負けといった感じです。
そんな中、個々を見ると健闘している酒蔵もありますが、
トータルとしては日本酒の需要は確実に減っています。
これにはいろいろな要因があると思いますが、
混ぜ物の多い安酒(パックなど)を呑んだ事による
ネガティブなイメージを日本酒に対して持ってしまい
それ以降呑まなくなってしまう事は多いと思います。
いっそ酒税法を改正して通称「普通酒」を全廃し、
まじめに造っている特定名称だけを「日本酒」として
半分近く混ぜ物が入っているお酒は「合成酒」とでもしてもらい
(現行では「合成清酒」だが「清酒」という文字が入って欲しくないので^^;;)
まじめに造っている蔵元の足を引っ張らないように
してもらいたいと思います。
そうでないと日本酒の事を知らない初心者が
そういった酒を呑んでしまうことで日本酒離れにつながりますし、
海外の消費者に対しても、
「日本の文化たる日本酒」だと胸を張ることが出来ません。
国や某監督官庁は、
「國酒」なんて色紙を
総理大臣に書かせている暇があったら
「世界の中の日本酒とはこうあるべきだ」
「日本の食文化の一つである日本酒とは」
「日本酒に求められる条件とはこうあるべきだ」
と言うことを、よ~く考えた上で、
改革や法律の改正してもらいたいモノです。
それから某省も、外国の要人やVIPが来たときに
フランス料理とワインでもてなすのは国辱モノなので
懐石料理と日本酒(または本格焼酎)でもてなしてください。
そうでないと
「邪魔さえしなければいいので何もしないでくれ」とか
「税金の無駄遣い」って、言われるようになりますよ(笑)
まさに日本酒で乾杯ですよね。
日本酒に対してのネガティブなイメージを
どのようにして払拭できるか
いろいろと考えさせられます。
ありがとうございます。
日本酒だけでなく焼酎にも
甲乙混和とか冠焼酎の問題がありますが、
これも
「日本の食文化として誇れるか?否か?」
という観点で考えれば、
自ずから答えは出ると思います。
これは制度だけでなく
蔵元の良心と、矜持の問題でもあります。
それから
「焼酎で乾杯」でも構いませんが(笑)、
日本を代表する政治家や官僚は
少なくとも公式な場で
「ワインで乾杯」ではダメだと思います。