先日、東愛知新聞に
東三河の5市議会議長が設楽町を表敬訪問し、
設楽ダムの必要性を訴えた、という記事が載っていました。
http://www.higashiaichi.co.jp/today_news/080112t/08011201.htm
これはこれで記事は事実なんですが、
本当に下流域の人たちが水を求めているんでしょうか?
豊川の水の収支をネットで調べたら
下のようなサイトが見つかりました。
設楽ダム見直しを求める市民フォーラム
http://www.rokujogata.net/shitara/
http://www.rokujogata.net/shitara/iken.htm
農業用水は不足しているようですが、
水道水、工業用水としては明らかに余っています。
しかも○○用水と区分けされていても
流れている場所は一緒ですし、
別に水に名前が書いてあるわけでなく(笑)
あくまでも所轄する省庁の
権益の問題ではないかな、と思います^^;;
それから本当に求めているのであれば、
もう少し「市民」の議論があって然るべきでしょうが、
少なくとも私の知り合いの「市民」からは
声はまったく聞かれません…。
こうなると「民意」って何なのか
根源的な部分まで考えたくなってしまいます(笑)
だって記事を読む限り、各市の議長さんは
「民意」の代表として来ています。
つまり各市の市民の皆さんは、
「ダム建設費やそれに付随する
設楽町の地域振興策の相応の負担をする」、
ってコトですよ!?
それ本当に大丈夫ですか?
それと先日Blogを書いた後
偶然なのか分かりませんが、あちこちで
関係者にお会いする機会が出来ました(笑)
普段疑問に思っている事をお聞きしましたが、
やっぱり利水、治水の説明に納得出来ませんし、
地域振興策についても納得いきません。
10年に一度必要になるかならないかの利水計画
最大でも10%分しか水位を下げられない治水計画
地域振興策も、
郷土資料館や民俗芸能博物館、公衆トイレや公園を作って
本当に観光の目玉になると思っているとしたら
「ご愁傷様」としか言いようがありません。
こんなモノのために
設楽町の美しい自然をダムの下に沈めるのは
私は嫌です。
ちなみにこの記事が掲載された新聞の紙面の同じページに
「奥三河の清らかな空気と清流の里に生まれた清酒 蓬莱泉」
という広告が載っていたのは、
皮肉としか言いようがありませんでした(笑)
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