今年の夢山水の収穫は終わっていますが、
まだこの後に等級検査というものが残っています。
米の出来具合を検査員の方が検査するのですが、
これにより米の外見上の品質が決められます。
品質によって米の流通価格や買上価格などが決まります。
自分のところで米を作って、全部自分の蔵で酒にするなら
関係ないような気もするのですが、
そうは問屋が卸してくれません(笑)
もともと日本酒の特定名称酒
(純米、吟醸、純米吟醸、大吟醸、純米大吟醸)
を表示するためには、
「検査等級3等以上の米を使わないといけない」
という法律があります。
検査をしていないいわゆる「未検米」は
「3等以上」の規格を満たしていないため
特定名称酒の原料として使うことが出来ないのです。
やや現在の農業や酒造りの実情に
合っていない法律のような気もしますが、
粗悪な米で造ったお酒が流通しないための
対策なのでしょう。
ところで今年の夢山水の出来ですが、
今日検査をしてもらったものは2等と3等でした。
いろいろ教えて戴いている
ベテラン農家の夢山水は1等だったそうです。
う~ん、
まだまだ米作りの道のりは長そうです(泣)
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