木・金曜日と、
兵庫の圃場見学に行っていました。
いつもは杜氏や蔵人か、
アグリ事業部(要は米作り担当^^;;)の
メンバーと行くのですが、
今年は自社の稲刈りが後ろにずれ込んでしまったのと
ちょうど自社の収穫祭イベントの準備が重なり
一人で行くことになりました。
まずは社町の某大型ショッピングセンター近くにある
酒米「白菊」の圃場から、
昨年はやや肥料が多かったのか
過繁茂ぎみでしたが、
今年はきれいに出来ていました。
途中、どこの方の田んぼか分かりませんが、
こんな田んぼを見つけました。
分かりにくいかも知れませんが、
丸い形に色が茶色く変色して枯れています。
通称「秋ウンカ」、正式名称「ヒメトビウンカ」
によって起こった、坪枯れという現象です。
一緒に案内してくれた元食糧事務所の田中さんも
15年ぐらい見たことがなかったと言っていましたが、
今年は晩生種を中心に兵庫県各地で見られるようです。
次に向かったのは西脇市で
「白玉」という古い品種を作っている圃場です。
酒米という概念が無かった時代の米なので、
品種の仕分け上は一般うるち米ですが、
心白があって大粒で、酒米の用件を満たしています。
で、ここで困ったことにデジカメが電池切れ(泣)
ここからは写真がありません^^;;;
昼からは中町に向かい但馬強力の圃場を見ました。
今年は全体的に5日ほど生育が早く、
本当は昨日と今日で刈る予定だったのを、
農家の方が待ってくれていたそうです。
ご迷惑お掛けしました、ありがとうございました。
その後一路加西市に向かい
山田錦を作ってくれている農家さんの
田んぼを見ます。
この農家の中に御年ウン十歳の
加納さんという大ベテランの方が居ます。
今年は足を痛めたため作業が出来ず、
ご本人はアドバイスだけ行い
実際には息子さんが作業をしているそうですが、
相変わらず芸術品のような田んぼでした。
全く脱帽です。
ここで暗くなってきたので西脇のホテルに戻り
翌日に備えます。
翌日は東条町で
みのる式という田植機を使って
山田錦を作っている橋本さんという農家の方と、
一緒に田んぼを廻ります。
今年は天気が良かったため
欲を出して肥料を多めに入れ、倒れてしまっている
田んぼが多く見受けられましたが、
橋本さんの田んぼはしっかり立っています。
やっぱり山田錦でも何でも倒したらダメです。
ほどほどが大事と言うことです(笑)
いろいろ田んぼを見ていると
その人の人柄が分かるような気がします。
真面目な人は真面目な田んぼですし、
おおざっぱな人はおおざっぱな田んぼ
見ていて楽しいですね^^;;
東条の田んぼを見た後は
一路、愛知に向かいます。
2日間で総走行距離800kmを超える旅でした。
いやぁ、疲れました。
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