新潟で大きな地震があったようで、
多くの方が被災に逢われたようです。
お見舞い申し上げます。
用事があって少し北関東に行っていましたが、
そちらでも体に感じる地震がありました。
本当に地震は恐ろしいですね。
さて、最近少し見に行けてなかった田んぼを
しっかり見てきました。
貧相だった田んぼもずいぶん大きく成長しました。
見た目大きくなっただけの様ですが、
実はこの時期、稲の中では大変なコトが起こっています。
それは茎の中で穂が出来ている時期なのです。
今までは植物体として大きくなっていた稲が
この時期から米粒(=子孫)をつくる成長に変わる時期なのです。
ペンの先に見える、茎の中の白い7mmほどのものが
穂で幼穂(ようすい)と言います。
この幼穂が出来る時期に田んぼに栄養が十分にあると
稲が子孫を残そうという危機感を持たないので、良い穂が出来ません。
この時期には肥料が足りないぐらいがちょうど良いのです。
この時期の田んぼを見ると稲の出来不出来が良く分かります。
栄養が足りて青々としている田んぼは、草丈ばかり大きくなって
良い米が取れません。
この時期にやや黄色みがかった色に見える田んぼは、
肥料が切れて良い田んぼなのです。
そんな目で田んぼを見ると、
いつもの田園風景がちょっと変わってみえませんか。
コメントする