先日の食彩フェスタの話題で
委員長の竹内さんがBlogを作っています。
こちらもご覧下さい。
ところで先日、稲作担当の亀山君と
圃場をぐるっと回ってきました。
今、稲は非常に大事な時期です。
というのも「幼穂形成期(ようすいけいせいき)」といって
稲の植物体としての生育から、
籾=種=子孫を残すための生育に切り替わる時期なのです。
田んぼを見ただけでは
さっぱり分かりませんが、
茎の丸の部分の中に辺りに入っています。
葉っぱや茎を剥いてみると、
こんな感じの2㎜ぐらいの
むさむさの毛が入っています。
この青い矢印の部分が幼穂(ようすい)です。
これが大きくなって、茎の中を上がっていって
あと20日ちょっとすると穂になって出てきます。
この時期にあまり田んぼが青々しているのは
養分(窒素分)が余っている証拠です。
少し養分が抜けて黄色みがかっているのが正しい状態
圃場を見ながら肥料の残り具合も、
チェックしていきます。
というのも、
植物自体が「水がない」とか
「寒くなってきた」とか「栄養が足りない」
という危機を感じると、良い子孫を残すために
優良な種子を作るよう努力するからです。
何か人生にも通じるところがある感じがします(笑)
…それは兎も角、
このまま肥料が切れたままだと、この後の成長で、
また足りなくなって栄養失調になってしまうので、
穂肥という肥料を撒くのですが、
その量を、色を見ながら決めていかなければいけません。
結構大切な時期なんです。
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