出品酒の滓引き

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いつの間にか2月も最後になってしまいました。
2月は逃げる(「に」げる)とはよく言ったものです^^;;;

今日は小雨が降るなか
吟醸工房で蒸留作業をしていました。

途中、ふと冷蔵庫に入ってみると
精米と濾過担当の森下さんが
何やらゴソゴソやっていました。

先日出品用に袋取りした斗壜の滓(おり)引きでした。

搾ったお酒は、酵母や米の小さな粒子が
濾布を通過してしまうため
多かれ少なかれ滓が含まれて濁っています。

それを冷やして静置しておくと底部に滓が沈みます。

サイホンの原理を利用して
細い管で上澄みを別の容器を移しながら、
滓と澄んだ酒を分けるのですが、
根気と丁寧さが求められる作業です。

たぶんそそっかしくて短気な私では
滓を舞い上げて終わりでしょう^^;;;


職権乱用(笑)で味をみせてもらいましたが、
とてもクリアな透明感のある味わいで、香りも有り
流石出品酒といった感じでした。

鑑評会が終わって、もしもお酒が残ったら
少し稲武の販売所に置くかも知れませんが、
あまり期待せず(笑)にお待ち下さい。

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このページは、sekiyaが2006年2月28日 15:04に書いたブログ記事です。

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