2009年12月10日
中小企業の支援の前に…
ここ最近、某大臣の思いつき(?)で
始まった返済猶予政策から
まじめな中小企業向けの施策まで
いろいろな「中小企業向けの支援」が
目白押しです。
そういった資金的な施策も
それはそれでとても大事だと思いますが、
それ以外にもやって欲しいことがあります。
むしろ「やって欲しくないこと」と言ったほうが
良いかも知れません…
例えば無駄なアンケートや調査
例えばリサイクル関係なら環境省からだけ
アンケートをすれば良いのに
各省庁からほとんど同じ内容のアンケートが度々来て、
それぞれを出さないといけない(…らしい)
といった具合で、
そのために社員一人の1日がつぶれたりします。
他には法律に定めてない事を
担当の「見解」と称して指導してくること
例えば酒のラベルは法律上「明瞭な書体」
となっていますが、税務署によっては
「ゴシックじゃないとダメ」という指導があったりします。
そのためにラベルを作り直したりすれば
目も当てられません。
消費者の立場からすれば、表示のフォントが
ゴシック体でも明朝体でも変わらないと思うのですが、
どうもそうでは無いようです(笑)
あとは農業で問題となっている減反もそうです。
「自由に選択できる」と言いつつも、
減反を守らなければ、地域の農家全ての補助金が
カットされたりする「連帯責任制」なので
「自由」な選択なんかありません(笑)
減反をすれば効率は悪くなり
コスト高に繋がります。
他にも挙げれば切りがありませんが、
時代に合っていないのに、
相変わらず生き残っている法令や
外郭団体の既得権を守るために
決められている規制が多すぎます。
(これは酒類業界だけなのでしょうか?)
こういった事を止めてくれるだけで、
人手の少ない中小企業にとっては助かります。
「助けてくれなくてもいいから、邪魔しないで…」
と言いたい時もあります(笑)
それから規制や法律があって
指導する監督官庁や
許認可に関する団体があるということは
そこには当然「予算」が発生しています。
先日まで「事業仕分け」が世間をにぎわせていましたが、
こういった無駄な調査、規制や取り決め、許認可に関する予算にも、
誰か鋭いメスを入れてくれませんかねぇ…^^;;;
投稿者 sekiya : 2009年12月10日 16:37