« 設楽ダムの不思議な話 | メイン | 工事中 »
2008年06月18日
「國酒」の意味
あまり機会は無いかも知れませんが、
もし酒蔵の事務室や社長室に入る機会があったら、
「國酒」と書かれた色紙が額装されて
飾られていることがあるので、探してみてください…
その文字の横には
揮毫した人の名前が書かれています。
「内閣総理大臣 ○○○○」と
角栄さんの色紙もありますし、
すったもんだした(笑)安部総理のものもあります。
もちろん現総理の福田さんのものもあるはずです。
酒造組合中央会を通じて案内があり
希望する蔵元には有償で配布されます。
(…だったと思います、頼んだコトが無いんで分かりませんが)
なんでこんなコトを突然言い出したかというと
今日の日経新聞の政治面に悲しい記事が載っていたからです。
記事によると、記者に対してのコメントの中に
「美味しいワインを飲んで、ぐっすり睡眠を取るのが幸せだ」
という旨のことを言っていたという記事が載っていました。
そこらへんのセレブを気取った芸能人が
言うならまだ我慢が出来ますが、一国の首相たる人が、
まして「國酒」なんて色紙を揮毫した人が
その様なコトを言うことに怒りを通り過ぎて、
お粗末すぎて呆れさえ感じます。
かつて日本通として知られたのフランスの某大統領は、
あまりワインがお好きで無かったようですが、
公式の場や、対外的な場所では、国家元首としての立場をわきまえ
フランスの国酒たる「ワインが好きだ」という立場を通していたようです。
例え自宅にはワインセラーがあって
毎晩ワインを飲んでいたとしても、
公式の場では「日本酒と焼酎を嗜むのが好きです」
というのが「國酒」という色紙を書いた人の責任だと思います。
こんな状態で本当に洞爺湖サミットの晩さん会
日本酒(または焼酎)で乾杯してもらえるか
ちょっと心配になってきました…(泣)
投稿者 sekiya : 2008年06月18日 08:08