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2008年02月25日

冬に逆戻り

ご心配をお掛けした腰痛(ギックリ腰)は
ずいぶん良くなってきました。

それはそうと
ここ2、3日冬に逆戻りしたような寒さです。

今日は朝温度計が-3℃を指していました。
町内のもう少し標高が高いところに住んでいる人は
-8℃だったと言っていました。

昨晩クルマの窓の汚れが気になったため
雑巾で拭いたところ、一瞬にして凍り付きました。


でもこんな寒さが酒造りにはいいんです。
冬の厳しい寒さが美味しい酒を育ててくれます。

話変わって、先日設楽町による
ダムの説明会があったので聴いてきました。

ダムの必要性については、
立場によって意見が分かれるので
置いておくとして
(それでも話を聞く限り要らないと思いますが…^^;;)

「ダムによる地域振興」として使う200億ほどの
予算の使い道のバカバカしさは何とかならないのでしょうか?
(円です、ペソとかじゃありません^^;;;)

普通のクルマの幅は1.7メートルなのですから、
数十軒の家がある集落まで行く道路であれば、
片側2メートル(計4メートル)の道があれば十分なのに
わざわざ片側3メートルの道路をつくるために
100億も余計なコストを掛ける
(くどいようですが円ですよ^^;;;)

ダム湖周辺に何ヶ所か公園をつくり
その中心施設として下流域の人との交流を目的とした
陸上競技場、サッカー場、野球場をつくる

文化的施設としては
郷土館、民俗芸能博物館をつくって観光の目玉にする。

公衆トイレ兼休憩施設(道の駅の売店が無いもの)
をつくり集客を図る


…いったい、何時代の考え方でしょうか?(笑)

豊田市や飛島村のような財政的に豊かな自治体の話でなく
年間予算が50億ほどで、そのほとんどを借金と補助金、助成金に
頼っている設楽町の話ですよ。

町内の温水プールが赤字を垂れ流し、
他の自治体などでもバブルの時期に作った箱物が、
全く収入を生まないクセに、維持管理費や、
そこで働く人の給与で慢性赤字状態に陥り、税金から補填
自治体を引っぱっている現状をさんざん見ているハズなのに、
まだこんな事を言っている…。

さらに驚いたのが、
「こんなに箱物作ってどうするのですか?」という質問に
「陸上競技場、サッカー場、野球場は箱になっていないから箱物ではない!」
という珍回答まで出る始末

上記の様な施設も、
元はと言えば、下流の市町村が水を欲しがっているのだから、
下流の市町村に全部出させればいい、というような物言い


…何だか悲しくなってきましたよ。


投稿者 sekiya : 10:40 | コメント (0)

2008年02月18日

腰痛

先週からどうも腰が調子が悪く
なかなか良くなりません(泣)

今まで2回ほどギックリ腰を
やっていますが、
こんなに長引いたのは初めてです。

みなさんも寒い時期に
無理な運動や力仕事をするときは
気をつけて下さいね。

今日は今から名古屋に行って
県庁で用事を済ませた後に
名古屋の酒造組合に行って
愛醸会の役員会に出席です。

医者には足腰を冷やさないように
と言われているので、
腰を冷やさないように温泉にでもつかって、
ゆっくり湯治でもしたいところですが(笑)
なかなかそう言う訳にもいきません
無理しないようにボチボチ頑張ります。


それからここ最近は大学に縁があるのか
前回の名城大に続き、5月に名古屋商科大学で
学生さん向けに講演を頼まれてしまいました。

う~ん、うちみたいな商売の話をして
本当に学生さんの参考になるんだろうか?
という疑問は残りますが、
頼まれた以上はしっかり話して来たいと思います。

そうそう、今度は時間配分に気をつけて
やらないといけませんね(笑)

投稿者 sekiya : 07:48 | コメント (2)

2008年02月07日

蔵見学紀行

はるばる福島の地から
帰ってきました。

向こうがあまりに寒かったため
こちらが暖かく感じます。

初日は夢心酒造さんを見学

現在2500石ほど造っていて
ほとんどが喜多方エリアで消費されているとか…、

地元あっての地酒なのでとても良いことだと思います。


次は日本吟醸酒協会の現理事長でもある
新城親分の末広酒造さん(博士蔵)へ

…で、デカイっす(汗)

7000石ほど造っているそうですが、
その倍くらいは余裕で出来そうなぐらい
大きい蔵でした。

研究室も機器が充実していて羨ましいです(笑)


次は同じく末広酒造さんの嘉永蔵

こちらは元々造っていた蔵で
現在はオーダーメイド的なことと
見学専用施設、喫茶、販売所、イベントホール
酒造り博物館、カメラ博物館
などなどいろいろなことをしているそうです。

その後東山温泉に向かい
ここで一泊

翌日は開当男山酒造さんへ

こちらは300年続く
母屋と蔵、土蔵が特徴の
趣のある蔵でした。

今回の蔵見学紀行はちょっと急ぎ足でお送りしました。

…というのも帰ってきて
今朝靴下を履こうと屈んだら
ぎっくり腰をやってしまい
現在痛くて死にそうな状態だからです(泣)

ゆっくり書いている精神的余裕がありません^^;;;
ゴメンなさい

ブログ書き終えて
急ぎの仕事を片付けたら
横になって寝ようと思っています。


皆さん腰を痛めると大変なので
ご注意下さい。

投稿者 sekiya : 12:38 | コメント (0)

2008年02月04日

立春朝搾り2008

今朝は日本名門酒会「立春朝搾り」
の壜詰めと出荷がありました。

これは、めでたい
暦の上の「立春」に搾ったお酒を
そのまま壜詰めし、取りに来ていただいた
日本名門酒会の加盟店を通して
皆さんにお届けするという企画です。

夜のうちに搾り機にモロミを入れ
早朝搾り終えたお酒を
まだ夜も明けやらぬ
薄暗いうちから(午前4時)
壜詰めを始めます。

加盟店の皆さんに、
ただ取りに来ていただくのは忍びないため
肩ラベルを貼る作業をして戴きます。

作業の合間を見ながら餅つき、
搗きたての餅は美味しいです。

2臼も搗いたので
肩と腕がだるいです。
明日は筋肉痛かな…(泣)

すべての作業が終わったら
神主さんに御祓いをしていただきます。

これで
日頃の行いが良い人が作業したお酒も
良くない人(?)が作業したお酒も
全て穢れのない状態になりました(笑)

加盟店さんの車に積まれたお酒は
皆さんの元へ旅立っていきます。

参加いただいた日本名門酒会関係者の
お疲れさまでした。

それから、
だいぶ風邪は良くなりましたが、
明日から福島に出張です。

こじらせないように
気をつけて行ってきます。


投稿者 sekiya : 14:16 | コメント (0)

2008年02月01日

スキー教室 その1

今日はうちの上の子が通う小学校で
スキー教室だったので、
父兄として手伝いをしてきました。


初めはブーツの履き方も分からなかった子も
最後にはベルトコンベアで初心者ゲレンデをスイスイ(?)

まぁ、教える人が上手なんで^^;;;、
当たり前ですかね(笑)


うちの子(もも、なな)はもう滑れるようになったので、
子どもを教える体験はなかなか新鮮です。

天気も良かったし絶好のスキー日和でした。

…会社に戻ったら仕事しよう(泣)

投稿者 sekiya : 16:14 | コメント (2)

農業の抱えるムジュン?

先週から引いている風邪がなかなか良くなりません。
会社でもインフルエンザが流行り始めました。
急に寒くなって、皆さんも体調の管理には気をつけて下さい。

それはさておき、
このところ全国農業会議所や
地元の営農推進協議会といった農業関係の
勉強会に参加していて気になったことがあります。

それは…


今年からまた稲作の生産調整が始まったということです。

「生産調整」って耳慣れない言葉ですが、
「減反」なら聞いたコトある人も居るんじゃないでしょうか。

要は日本国内の米が余ってきたからノルマを決めて
作るのをヤメロと…、そういうことです。

強制力は無いと言いますが、
実際にはノルマが果たせなければ補助金を無くしたり、
市場でその産地の他の農産物に嫌がらせをされたりするので、
守らざるを得ないというのが実情のようです。

昔、「食管法」と言う法律があった頃は
もっと厳しい減反が行われていたらしいです。
その代わりに減反奨励金という形で
「米を作らない事への報酬」もあったようですが、
今の「生産調整」にはもちろんそんなものはありません。

しかしそのためにこの国の農業は、
やる気を無くし、疲弊し、後継者が居なくなり
食糧自給率では現在先進国中では最下位の38%です(泣)

もともと何故そんな生産調整をしていたかと言えば
米の生産量を調整し、価格を維持することで、
農家を保護するためだったのです。

しかし時代は変わり、
農業を規制すると同時に、保護する役目もあった
「食管法」は無くなりました。
小泉首相の下、農業でも規制緩和が進み
企業も参入できるようになりました。

「農業担い手の育成」の名の元
同じ米農家であっても売れる生産者はよりたくさん作り
JAや国に買ってもらうしか買い手が付かない生産者は
米以外の他の作物にシフトする。

当たり前の市場原理が働くようになるはず…

でしたが、しかしここに来てまた減反の再開となったのは
折角の農業改革が後戻りしていると言わざるを得ません。

もちろん農業を完全に自由化して市場原理に晒すことは、
さらに安い外国産のものと競争することにつながるため、
何らかの形での保護は必要でしょうが、
米だけを保護するのは解せません。

アメリカやフランスで行われているような
政策的・戦略的に自給率を増やしたい農産物品目を
補助金によって買い支えるほうが、自然です。


実際に設楽町産の米が余っているのであれば、
当然作るのを止めるべきですが、あちこちの
生協や給食センターで使ってもらっているため
酒造用に注文しても割り当てのため出荷してもらえないのが実情です。
これまでの農家の努力により折角、地元産米が売れる市場を作って、
それによりお客さんが楽しみにしていて、手に入らない人もいるのに
一言「生産調整」と言われたら減らさないといけない…。

理不尽以外の何者でもありません。


ここに今の農業政策の矛盾を感じ、その場しのぎで
根本的問題を先送りしている事に
怒りすら通り越して呆れます(笑)

投稿者 sekiya : 16:09 | コメント (0)