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2007年12月28日
ダムはムダ!?
昨日設楽ダムに関する勉強会に参加してきました。
今、関谷醸造がある設楽町はダムの建設問題に揺れています。
地元の問題として無関心ではいけないと思い、
最近はいろいろな勉強会や、説明会には
出来るだけ参加しようとしています。
そんな中で話を聞くにつれ
どうもこの「設楽ダム」は地元にとっても下流の人達にとっても
必要が無いものであるということが分かってきました。
はじめは、下流の人達が水不足で困っているなら
誰かが犠牲にならないといけない、という気持ちもありました
ダムを作るその代償として、地域振興策や活性化策を
何かしてくれるだろうという気持ちもありましたが、
現実はそんなに甘いものではなかったようです。
まず「下流の市町村で水が不足している」ということですが、
実際には全く不足していません。
ダムが最初に計画された30年以上前には、
高度経済成長がそのまま続き、
どんどん工場も出来て、住民もどんどん増え
農業もいろいろな作物を作るために、
どれだけ水を使っても足らないからダムが必要。
…という夢物語で計画されたのでしょうが(笑)
現実にはそんな事はありませんし、
平成13年度に終了した豊川総合用水事業によって
水不足はほぼ解消されています。
次に肝心の地域振興策ですが、
中身を見ても呆れるだけ、箱モノのオンパレード(笑)
笑ってしまうのは、水没する道路の付け替えや、
沈む公民館などの施設の立て替えも、一部町の負担で行うこと、
これってどう考えてもおかしいですよね。
そんな「振興策」のために204億の町の自己負担が発生する。
ちなみにこれは設楽町の年間予算54億の4倍に相当します。
一体、どこからこのお金が出てくるのでしょうか?
…あまり考えたくありません(笑)
何より嫌なのが、折角の清流が汚れ、
豊かな自然が失われることです。
地域の豊かな自然や風土に育まれてきた酒蔵にとって
美しい自然や山、清流が失われるのを
黙って見過ごすことはできません。
また蔵の仕込み水は湧水を使っていますが、
その場所はダム建設予定地の目と鼻の先です。
水質悪化が懸念されたため、工事事務所に確認を求めましたが、
その事についても何の調査もせず、回答もありませんでした。
また、呆れてしまうのはダム建設に伴う
環境アセスメントもきちんとされておらず、
この流域にしか居ない絶滅危惧種もたくさんいるというのに
その対策が何もされてないことです。
これはどう贔屓目に見ても、設楽ダムに「大儀」は無いと思います。
「計画しちゃったから作らなきゃいけない」典型的な例です。
時代は変わります。
その時期その時期で、状況も変わります。
これだけ環境や自然を守ることが叫ばれている中
その存在意義を失ったダム建設をごり押しするのは、
「役人のエゴ」と「滑稽」以外の何者でもありません。
…と言うわけで社長とも協議しましたが、
今後、個人としても、関谷醸造としても
設楽ダム建設に反対することにします(笑)
2007年12月20日
風邪
このところめっきり冷え込んできて
朝普通に氷が張っているようになりました。
冬本番です。
怒濤の出張や講演が一段落し、
気が抜けたのか、風邪を引いてしまいました。
発熱で始まり、喉の痛みと腹痛、口内炎で
一時はヒドイ状態でしたが、やっと回復してきました。
ここからまた年末の挨拶回りがあるので
早く完全復活しないといけません。
皆さんもお身体には気をつけて下さい。
2007年12月13日
冬支度
年の瀬も迫ってきて
冬支度も順調に進んでいます。
上旬からクリスマスイルミネーションをしています。
派手ではありませんが、廻りが暗いので(田舎のため^^;;)
結構キレイです。
それから年末年始に欠かせないのはやっぱりコレ
日本人の心「門松」です。
コレがなければ年は越せません(笑)
それからもうひとつ年末の風物詩と言えばコレも
忘れてはいけません。
関谷醸造一危険なお酒
明眸「デンジャラス」志野です。
壜詰めの村井君に聞いたところ
今年もしっかり噴くよう壜詰めは順調(?)に出来たそうです。
開けるときはくれぐれもご注意下さい。
間違っても部屋の中で、
冷えてない状態で振り混ぜて
普通に開けたりしないで下さい(汗)
「絶対噴きます!!!!!!」
酒の香りが漂う部屋で暮らすのが嫌な方は
・画鋲で穴を開け、コップを伏せてガス抜きをして開ける
・少しずつ栓をゆるめじっくりガス抜きしてから開ける
・水着で風呂の中で開ける
・屋外の迷惑の掛からないところで開ける
どれかでお願いします。
くどいようですが、くれぐれもご注意下さい。
壜内発酵が進んだ頃を見計らって(笑)
現在、梱包などの出荷準備を進めておりますので、
12月17日から発売開始です。
2007年12月11日
東京から名古屋へ
週末は
「日本の酒と食の文化を守る会」の忘年会に
参加してきました。
第1部は恒例の三遊亭鳳楽師匠の寄席
今回は人情話の「唐茄子屋」というお話し
解説はヤボなので割愛しますが、いい噺でした。
ところで来年も鳳楽師匠の酒蔵寄席を
することに決まりました。
5月4日を予定しています。
場所は吟醸工房か本社のどちらかです。
予定を空けておいて下さい。
第2部は宴席ですが、
ここの会は蔵元1分間スピーチという
大変緊張する時間があります。
この会はTVでもお見かけする経済界の有名人も参加しています。
そんな人達の前で「オチ付き」のスピーチをするのは
どんなスピーチや講演より緊張します(泣)
そんな忘年会も無事終わり
昨日は朝イチで名古屋に向かいます。
覚王山にあるホテルで、
市内の大学生向けの日本酒のイベントの手伝いです。
その後栄に向かい、
春に予定しているイベントの打ち合わせ。
家に着いたのは12時過ぎ
う~ん、眠い…。
2007年12月06日
忙しくて更新が…
このところ忙しくて
更新が滞りまくりです(泣)
…反省 <いつもですが(笑)
このところ寒い日が続きます。
今朝は霜が降りて屋根や車が白くなっていました。
雪が降るのも時間の問題でしょう。
(雪は既に降ったらしいですが直接見ていないので…)
そろそろ会社の車も自分の車も
スタッドレスタイヤに替えようと思っています。
そろそろ世間ではボーナスの時期です。
世間ではウキウキですが、
こちらは(泣)(泣)です。
関谷醸造では
人事考課制度を導入しているので
蔵人や営業、事務の人達の
日頃の働きぶりを洗い出すとともに、
目標としていた仕事がどのレベルまで出来るように
なったかをチェックしないといけません。
これがまた大変…。
何と言っても「おカネ」が絡んでいるので、
評価する側も、される側も真剣です。
この時期と6月はいつも気が重くなります。
あ、そうそう
「人事考課」とか「成果主義」なんていうと
「売上げ第一!」みたいなイメージがありますが、
うちでは「売上げ」という項目は一切ありません。
その点はご安心を…(笑)