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2007年10月31日
新酒出来ました
今年も無事新酒ができました。
いつもの年より暖かかったためか、
発酵が進みやや辛口タイプになりました。
明日、明後日で壜詰めするので
週明けの11月5日から出荷をはじめる予定です。
吟醸しぼりたて、純米しぼりたて
という商品名で発売されます。
…で、新酒が出た合図と言えばコレ↓
杉玉です。
(酒林とも言います)
こちらも急ピッチで準備しております(笑)
1年掛けて茶色くなった杉玉が
青く新しくなったら新酒が出た合図だなんて
昔の人は「粋」な事を考えたモノですね。
2007年10月23日
酒サムライの報告
先週の金・土と京都まで
「酒サムライ」イベントのお手伝いに行ってきました。
本当は木曜日から手伝いに行かないと
いけなかったのですが、
金曜日の午前中に用事があったため
用事を済ませてから急いで京都に向かいます。
午前中の業界関係者向けきき酒には
間に合いませんでしたが、
酒サムライの叙任式にはギリギリ間に合いました。
(デジカメの不調のため撮影が出来ず、スミマセン^^;;)
あいにくの雨でしたが、
下鴨神社の三井神社の中で
厳かに叙任式が執り行われました。
今年の叙任者は5名
妹尾理恵さん(海外や大使館できき酒会を行い、日本酒のPRに尽力)
高橋英一さん(京都瓢亭のご主人)
和久田哲也さん(シドニーでTetsuya'sというレストランを経営、日本酒の会を開催)
David Wrigleyさん(ロンドンのワイン学校で日本酒の講座を開催)
Timothy Sullivanさん(アメリカでの日本酒サイトhttp://www.urbansake.com/主催)
いずれも国内外に日本酒を広める功績のあった人達です。
叙任式と記者会見の後は
下鴨茶寮の中で懇親会
重要文化財のなかで食事なんて、
何て贅沢なのでしょうか(笑)
ちなみにそこで分かったのですが、
妹尾さんは遠い親戚にあたることが分かりました。
(叙任とは全く関係なく、単なる偶然です)
それから昨年(第1回)の叙任者である
サンフランシスコで日本酒専門店を営んでいる
Beau Timkenさんも会場に来ていました。
昨年の懇親会の二次会の時に隣になったので
カタコトの日本語混じりの英単語会話(笑)で
話しただけですが、ちゃんと憶えていてくれました。
翌日は朝から酒サムライ一般公開きき酒の準備
月桂冠の昭和蔵に集合し、そこから受け持ちの
伏見夢百衆に向かいます。
この日も用事があって
昼までに名古屋に戻らなければいけなかったため
準備が終わって、お客さんが入ってきたのを見届けると
急いで京都駅に向かい新幹線に飛び乗りました。
会場には1時間ぐらいしか居られませんでしたが、
昨日酒サムライを叙任された和久田哲也さんが
会場を訪れていましたので、少しご挨拶をさせていただきました。
見た目はちょっと強面な感じですが、
話すととても穏やかな方でした。
昨年もそうだったのですが、
酒サムライを叙任された皆さんは
誇りを持って日本酒を世界に広めている人達で
その活動を酒サムライとして認められたことを
本当に喜んで下さっています。
しかも皆さん日本酒に「熱い」です。
運営側としても、とてもありがたいです。
これからも日青協の一員として
こういった「熱い」人達とタッグを組んで
日本酒を啓発するお手伝いをしていきたいと思います。
ちなみに酒サムライきき酒会の
酒類業界関係者による審査で、
四合壜で小売価格1000円~2000円の部において
蓬莱泉「可。/べし」が高得点を戴きました事を
ご報告申し上げます(ちょっと自慢^^;;;)
それにしてもデジカメ調子悪いと不便なんで
新しいの買おうかなぁ…。
2007年10月16日
TV放送のお知らせ
先日2つほどTVの取材を受けました。
もうすぐOAされる(たぶん、映ると思う…)ので
お知らせをしておきます。
ひとつは
10月18日(木)18:10~
NHKの「ほっとイブニング」
http://www.nhk.or.jp/nagoya/hot/index.html
今週放送している「シリーズ農業」という特集で
今回は「米作りに挑戦する企業」、というテーマで
取材を受けました。
ものすご~く緊張した私が映っています(笑)
見て笑ってやって下さい^^;;
もうひとつはスカパーなので
放送を見られない人もたくさん居るかと思いますが、
10月20日(土)22:30~23:00
EXエンタテイメントchの「泉麻人ロバスの旅 第2回目」
http://entame.express.jp/tvinfo/robasu/
(※こちらは編集の関係で全く映らない可能性があります)
コラムニストの泉麻人さんは5年くらい前に
廃線(旧田口線)や地域の伝統芸能の取材で
設楽町田口を訪れた際に、
偶然蔵に立ち寄って戴いたのが縁で知り合いました。
今回のローカル線とバスの旅の途中、
ちょうど近くまで来たと言うことで、
蔵に立ち寄ってくれました。
直売所の中でお酒の試飲などをして
それを収録して行きましたが、
こちらはカットの可能性もあります(笑)
1回目を見ましたが、
なかなか面白い番組だったので
うちの蔵が出ても出なくても、
見れば楽しめると思います。
等級検査
今年の夢山水の収穫は終わっていますが、
まだこの後に等級検査というものが残っています。
米の出来具合を検査員の方が検査するのですが、
これにより米の外見上の品質が決められます。
品質によって米の流通価格や買上価格などが決まります。
自分のところで米を作って、全部自分の蔵で酒にするなら
関係ないような気もするのですが、
そうは問屋が卸してくれません(笑)
もともと日本酒の特定名称酒
(純米、吟醸、純米吟醸、大吟醸、純米大吟醸)
を表示するためには、
「検査等級3等以上の米を使わないといけない」
という法律があります。
検査をしていないいわゆる「未検米」は
「3等以上」の規格を満たしていないため
特定名称酒の原料として使うことが出来ないのです。
やや現在の農業や酒造りの実情に
合っていない法律のような気もしますが、
粗悪な米で造ったお酒が流通しないための
対策なのでしょう。
ところで今年の夢山水の出来ですが、
今日検査をしてもらったものは2等と3等でした。
いろいろ教えて戴いている
ベテラン農家の夢山水は1等だったそうです。
う~ん、
まだまだ米作りの道のりは長そうです(泣)
2007年10月15日
祭りが終わって
今年も地元のお祭りが終わりました。
地元のお祭りは、
特に由緒正しくウン百年前からのお祭りとか
無形文化財に指定されている有名なお祭り
と言ったものでは全くなく、
普通の神社の普通のお祭りですが、
それでもやっぱりお祭りの時期には
何となくウキウキするものです。
東三河だけ手筒花火という風習があります。
うちの地元も打ち上げ花火と手筒を行います。
今年も手筒を奉納する機会が戴けたので、
家族の健康を祈念して、揚げさせてもらいました。
で、無事終わってホッとしているところですが、
この後はイベントが結構あります。
10/19~20 酒サムライ(一般公開きき酒10/20・月桂冠昭和蔵)
10/24 日本吟醸酒協会吟醸酒を楽しむ会(ホテルエドモント)
他にも百貨店や酒屋さん主催の試飲会などが目白押しです。
…頭をお祭りモードから切り換えて頑張ります。
2007年10月10日
もやしもん
少し報告が遅くなりましたが、
今年も無事仕込みが始まりました。
11月の上旬に予定されている
「しぼりたて」を現在仕込んだところです。
酒母は無事立って
醪も今のところは順調ですので
皆さんご期待下さい。
それはそうと先日本屋で面白いマンガを見つけました。
(最近マンガばっかですね、一応真面目な本も読んでるんですが…^^;;;)
それは「もやしもん」というマンガです。
イブニングという雑誌に掲載されているようですが、
こちらは読んだことがありません^^;;;
「もやしもん」の詳しい説明はコチラ
本屋で平置きされていて
プライスカードに「農大が舞台」って書いてあったので
つい第1巻を買ってしまいました。
読んでみたら農大は農大でも
東京にある某農業大学で、
醸造学科が無いという設定なので、
私の母校(東京農業大学)とは違うようでしたが、
これがなかなか面白い。
翌日には本屋に行って、現在出ている5巻まで
いっきに4冊も「大人買い」してしまいました(笑)
難しいカビや酵母の話が分かりやすく読めます。
(ところどころおかしな内容もありますがそこはご愛敬…)
先日ご紹介した「蔵人-クロード」
と一緒に読んでみて下さい。
2007年10月09日
酒サムライの告知
日本酒造青年協議会(日青協)から
2週間後に迫った酒サムライきき酒の案内
が届きましたので、ご案内します。
きき酒の概要
Download file
もちろん酒業界関係者だけでなく
一般の皆さんもきき酒出来ますので、
ふるってご参加下さい。
私もきき酒会場でお手伝いしています。
見かけたら声掛けて下さい(^^)